研究成果の概要 |
OAS1-RNaseL系はウイルス防御において重要な役割を果たすが、その活性化は細胞傷害を惹起する。コウモリでは主たる抗ウイルス機能を担う。ヒト肺胞基底細胞上皮由来、単球由来、線維芽細胞株、コウモリ由来細胞株(TB1Lu)を用いてOASアイソフォームの発現解析を行った。TB1LuではOAS3のみが発現していた。またヒト来細胞株でOAS1, 2, 3をそれぞれKOしてRNaseL活性を検討したところ、OAS3欠失で活性はほぼ消失した。コウモリ由来単球、DC等を解析するためiPS細胞樹立を試み、またOAS1 GOF病態へのRNaseLの関与を解明するため、同酵素KO iPS細胞を作製した。
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