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2022 年度 研究成果報告書

新規マウスモデルを用いた多発性骨髄腫のエピジェネティック治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K19497
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分54:生体情報内科学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

岩間 厚志  東京大学, 医科学研究所, 教授 (70244126)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
キーワード多発性骨髄腫 / エピジェネティクス / UTX / マウスモデル
研究成果の概要

多発性骨髄腫では頻度は低いがUTXに機能喪失型変異が認められる。申請者らはUtxを胚中心B細胞特異的に欠損し、Ras経路の活性型変異を同時に発現するマウスを作成したところ、リンパ腫とともに多発性骨髄腫様の腫瘍を発症することを見出し、UTXが成熟B細胞性腫瘍でがん抑制的に機能することを証明した。興味深いことに、UTXを欠損あるいは変異を有する多発性骨髄腫細胞は、プロテアゾーム阻害剤(bortezomib, BTZ)や免疫調整剤レナリドミド、グロモドメイン阻害剤JQ1に対し薬剤耐性を示すことが確認された。この特性がUTX変異患者の悪い予後と相関するものと考えられた。

自由記述の分野

血液内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で作成に成功した多発性骨髄腫マウスモデルは、ヒトで認められる遺伝子変異を模倣したものであり、ヒト病態をよく反映するものである。様々な解析に応用可能であり、非常に有用な研究ツールとなる

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公開日: 2024-01-30  

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