SynNotchシステムのマウス作成の前段階として、マウス血球細胞細胞株BaF/3とマウスストローマ細胞株OP9との共培養系において、SynNotchシステムの動作確認を行なった。レンチウイルスベクターによりOP9に膜表面型GFPを導入し、Ba/F3にSynNotch(GFP抗体ーNotchキメラ)とTet promoter-mCherryレポーターを導入した。OP9への膜表面型GFPの導入には成功したが、BaF/3はTet promoter-mCherryを導入した時点でmCherryの蛍光が観察されてしまったため、Tet promoter-mCherryに加えて、tetシグナルのサイレンサーであるtTSなどを導入して検証を行なっているが、うまく至っていない。BaF/3以外の血球系細胞株の検証または造血幹細胞への感染を最終年度で検証していきたい。
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