CAR-NK細胞はアロのドナーから多数の患者用の細胞が作れる可能性があり、CAR-T細胞の大きな課題である高いコストの問題を解決する可能性がある。我々が既に開発した活性型インテグリンb7を標的とするCAR (以後MMG49 CAR と呼ぶ)をヒト臍帯血単核球に導入し、既報に従いCAR-NK細胞の作製を行った。その結果、MMG49 CAR-NK細胞による有意な細胞傷害活性が得られることを示した。さらに、MMG49 CAR-NK細胞のsingle cell RNA seq解析を行い、多様な細胞亜集団があることを明らかにした。現在それぞれの細胞亜集団の機能を解析中である。
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