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2022 年度 研究成果報告書

途上国HIV治療プログラム脱落者の追跡、復帰啓発と病態解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K19657
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関熊本大学

研究代表者

上野 貴将  熊本大学, ヒトレトロウイルス学共同研究センター, 教授 (10322314)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
キーワードHIV-1/AIDS
研究成果の概要

国連エイズ合同計画(UNAIDS)の主導で抗ウイルス薬へのアクセスが全世界で改善されたが、2030年AIDS Zeroには不十分である(UNAIDS報告)。治療プログラムからの脱落が原因の一つと考えられるが、脱落者を追跡した研究は少ない。本研究では、タンザニア全土に渡るHIV陽性者の治療実績を定量的に解析した。その結果、成人では著効率が95%以上に達していたが、小児(母子感染者を含む)では90%に達してなかった。さらに脱落者を電話、SNSや訪問等により積極的に追跡したところ、数名の治療プログラム脱落者の紐づけに成功した。質問票などをもとに治療プログラムへの復帰を促す啓発・介入の方策を検討した。

自由記述の分野

感染免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

国連エイズ合同計画(UNAIDS)は2030年AIDS Zeroミッションの達成を主導している。エイズによる死亡者の激減などの効果は認められたものの、アフリカ地域の新規感染者の減少は滞っている(UNAIDSレポート)。現状のHIV治療では感染者は服薬を継続する必要があるため、HIV陽性者数が増加するなかで「Treat for all」を継続することに対しては、財政的な問題など多くの懸念が提起されている。AIDS Zeroを実現するためには、服薬継続に依存しない新たな革新的なケア・治療プログラムの開発が喫緊の課題である。本研究では、現行の治療プログラムの実態と、そこから脱落するケースを追跡する。

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公開日: 2024-01-30  

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