研究課題
0歳から始まる動脈硬化は小児期に急激に加速する。この時期に塩味等の味覚形成は完了し、その後ほとんど変わらない。本研究では、口腔衛生不良が味覚の閾値上昇に寄与し、塩分摂取過剰を介して小児の動脈硬化を促すという仮説を検証する。愛知出生コホート参加児約220組の小学2年生とその母親を対象に、早期の動脈硬化指標、口腔衛生状況、味覚検査、尿を用いた推定食塩摂取量算出を行った。母では歯垢の付着と高血圧、動脈硬化指標との関連が、子では虫歯数やポケットの最大深さと血圧高値との関連が示唆された。
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