研究課題/領域番号 |
21K19668
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
五十嵐 ゆかり 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30363849)
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研究分担者 |
齋藤 あや 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50803772)
吉田 俊子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (60325933)
奥 裕美 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (80439512)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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キーワード | 自然災害 / 要配慮者 / 妊産婦 / 母子 / 避難所 / 災害看護 / 産学官連携 |
研究実績の概要 |
プライオリティ・シェルター開設に向け、まずは支援者側の課題を明らかにするため、文献検討を行った。結果は、「妊婦や母子に特化した避難所の在り方:被災者のニーズと支援者の課題の把握に関する文献検討」というタイトルで総説として日本災害看護学会誌第24巻3号に掲載予定である。 また、プライオリティ・シェルターの開設にむけた妊産婦・母子の避難に関連した基礎調査として、妊産婦、乳幼児を子育て中の母親を対象に、Web調査会社を通じた無記名自己記入式アンケート調査を行った。期間は2022年8月12日~8月24日にであった。対象は、妊娠16週以上の妊婦と0~5歳までの乳幼児を持つ女性として階層化し、各サンプルサイズを400名として合計2800名だった。質問項目の概要は1)災害前の避難の準備状況、2)災害時の避難行動について、3)災害後の避難所へのニーズ、である。結果は、日本災害看護学会第25回年次大会(兵庫県姫路市)で発表予定である。 妊産婦、乳幼児を子育て中の母親のニーズを把握するため、プライオリティ・シェルター開設を想定している地区の居住者を対象としたオンラインセミナー「ママのためのBOUSAIセミナー」を行った。事前アンケートから対象者のニーズを把握して内容を構成し、2022年11月19日10時から12時の2時間で行った。参加者は14名であった。 2022年に行ったこれらの調査を基盤として、「プライオリティ・シェルター」の設置と運営についてのモデルガイドラインの作成とそれをもとに実際に避難訓練を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査結果が得られたため、おおむね計画通りであると言える
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今後の研究の推進方策 |
今後は、プライオリティ・シェルター設置、運営におけるモデルガイドラインを作成するとともに、それをもとに実際に避難訓練を行う予定である。またガイドラインについては、プライオリティ・シェルターの開設にあたって協働する予定の自治体と教育機関と意見交換を行い、実施可能性を検討していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナの影響で移動の制限があったため旅費が使用できなかった。今年度は成果発表などで使用する予定である。
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