研究課題/領域番号 |
21K19689
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研究機関 | 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構 |
研究代表者 |
井上 聡 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構, 緩和ケア研究部, 研究員 (90887613)
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研究分担者 |
森田 達也 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構, 精神腫瘍学研究部, 研究部長 (70513000)
山岸 暁美 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構, コミュニティヘルス研究部, 機構長 (30433626)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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キーワード | 緩和ケア / 終末期 / 苦痛 / 死亡 / 予測 |
研究実績の概要 |
終末期には急に悪化する苦痛(breakthrough pain/dyspnea/agitation)が生じ、苦痛の悪化を迅速に察知してレスキュー薬(モルヒネ持続皮下注射の早送りなど)を投与することが重要である。また、「息を引き取るまでに間に合いたい」という日本人がほとんどであり、間に合わずお別れを言えなかった場合は家族の抑うつが増加する。したがって、苦痛の増悪と死亡を予測することができれば、終末期ケアの向上に貢献する。本研究では、臨床の範囲内で取得できるデータから、痛みなどの苦痛が10分以内に悪化すること、死亡が12/24/48/72時間以内に生じることを予測する方法を開発する。 具体的な研究方法は、介入を伴わない観察研究である。緩和ケア病棟に入院している終末期がん患者を連続的に対象とする。臨床上取得できるデータを経時的に測定する。電子カルテから苦痛(疼痛、呼吸困難、不穏)に対するレスキュー薬の使用時間を取得する。医師が死亡時間(書類上の死亡確認時間ではなく、実際に心停止となった時間)を記録する。臨床データから苦痛の10分以内の悪化と12/24/48/72時間以内の死亡を予測するアルゴリズムを開発する。 2021年度は患者登録を進めており、800例程度の登録が終了している。患者の臨床データと死亡時間が連結されたデータベースを構築するだけの臨床データが取得できており、これに、レスキュー使用時間を電子カルテから追加することによって解析が可能なデータベースとすることができる
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
順調に患者集積ができている
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今後の研究の推進方策 |
順調に患者集積ができており、継続する予定である
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次年度使用額が生じた理由 |
データマネジメント処理を次年度にもちこしたため次年度に実装の検討と合わせて使用する予定である
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