今後の研究の推進方策 |
本研究は目的達成のために、誘導型の筋特異的プロテアソーム機能不全マウス(mKOマウス)を作出した。mKOマウスでは、速筋特異的に筋萎縮を示す再現性の高いデータを得た。今後は、プロテアソーム活性およびタンパク分解系の包括的な機能評価や筋幹細胞におけるサルコペニア関連の機能評価について行う。これまでの報告でサルコペニア症状に関連して、骨格筋では加齢によりプロテアソーム活性が低下することが報告されており、タンパク分解系の機能低下が示唆されている。そこで、本モデルにおいてプロテアソーム系の活性低下が認められるかどうかを検証する。併せて、タンパク分解系のユビキチン-プロテアソーム系(Ubiquitin, Murf1, Atrogen1,…)とオートファジー-リソソーム系(LC3,p62,Atg5,Atg7,Beclin1,…)に関連するタンパク質発現なども包括的に調べる。
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