研究課題/領域番号 |
21K19806
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 長岡工業高等専門学校 |
研究代表者 |
外山 茂浩 長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (60342507)
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研究分担者 |
大森 理聡 長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (30707386)
土田 泰子 長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (30455125)
山岸 真幸 長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 准教授 (10342479)
和久井 直樹 長岡工業高等専門学校, 電気電子システム工学科, 准教授 (80786038)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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キーワード | 理容技術 / 技術伝承 |
研究成果の概要 |
本研究では、効果的な理容技術伝承へと応用することを目的として、理髪技術伝承のためのデータベースの構築を試みた。そのために、まずは理髪戦略を漏らすことなく記録することを目的とした多視点動画記録システムを開発した。次に、その多視点動画記録システムを用いて、熟練理容師、非熟練理容師を被験者とした理容作業を撮影した。その撮影データの他、各ヘアカットの場面における熟練理容師の意図に関するヒアリングデータと、熟練理容師の視線データを合わせたデータベースを構築した。そのデータベースを基に、非熟練理容師が熟練理容師の技術を学ぶことで、効果的な技術伝承へ活用できる可能性を実験で確認した。
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自由記述の分野 |
人間情報学およびその関連分野
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の超高齢社会において、理容業界は店舗数の減少や後継者不足という課題に直面している。これを解決するためには、人材確保と育成、そして理容技術の伝承が急務である。特に、従来の「見て覚える」方法に依存する技術伝承ではなく、理容師の認知機能の解明が技術の継承において重要である。本研究の成果は、それらの社会的課題を解決する基盤を築く可能性を示唆している。将来の研究進展により、認知機能とその変容メカニズムが明らかにされ、工学的な理容技術伝承の体系化が進むことが期待される。
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