酸化コバルトを核に持つポリマーをオレイン酸ナトリウム(界面活性剤)存在下、Co/Mn/Niのエチレングリコール/NaOH溶液に分散させ、200度で加熱し酸化物生成反応を行い核と同じ酸化コバルトの集積を試みた結果、コバルトを選択的に分離できることが明らかとなった(選択率=94 %)。次に、酸化ニッケルを核に持つポリマーをCo/Mn/Niのエチレングリコール/NaOH溶液に分散させ、200度で加熱し酸化物生成反応を行ったところ、優先的にNiを分離できることが確認された(62 %)。本研究を通して、核を中心とした結晶成長により、Coを選択的に分離できることが明らかとなった。
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