研究成果の概要 |
日本語の母音/uR/(HL), /uR/(LH)に関するフォルマント角度θ1は、統計的に有意差のある緊張性の指標の一つとして捉えることができることを示した。調音音声学において同じカテゴリーである狭母音と位置付けられる日本語母音/iR/と/uR/について、母音の緊張性とアクセントに相関があることを初めて明らかにした。 英語の緊張母音/u:/と弛緩母音/U/に関する緊張性の指標、フォルマント角度θ1と第1フォルマント周波数F133を測定した。英語の当該母音に関しては両者ともに統計的に有意差のある音響的な特性であることを示した。「母音の音質の時間依存性」を考慮した/u:/と/U/の発音手法を考案した。
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