研究課題/領域番号 |
21K20117
|
研究機関 | 大阪経済法科大学 |
研究代表者 |
岡部 友樹 大阪経済法科大学, 国際学部, 助教 (70913226)
|
研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
|
キーワード | レバノン / 内戦 / 暴力 / 宗派内紛争 / 比較歴史分析 |
研究実績の概要 |
今年度の研究では、現地調査が困難であるため、これまでの研究の進捗を国際学会で発表した。2020年9月10日に行われたConflict Research Society Annual Conferenceにおいて、"Politics of Fratricidal Violence: Evidence from the Lebanese Civil War"という題で発表を行い、参加者からのフィードバックを得ることができ、今後の研究の方針を再確認することができた。 この研究成果は、現地調査が困難であったことから、日本で得られる1次資料と2次資料、そしてレバノンから取り寄せが2次資料を詳細に検討し、それを整理する形で発表した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究では、日本での先行研究の調査と、現地でのデータ収集が大きな比重を占める。しかし、現在の新型コロナウイルスの世界的蔓延により現地渡航が困難となり、データの収集を行うことができなかった。先行研究の調査は完了しており、その成果を国際学会で発表したものの、本研究の核である新たな現地データを使った分析が進められていない。ゆえに、やや遅れているとの評価となった。
|
今後の研究の推進方策 |
暫時的なコロナウイルスからの回復と、それに伴う国境の開放により、今年度の現地調査を予定している。これまでの先行研究の調査により得られた成果を、現地で得たデータにより実証し、複数回の国際学会での発表および複数の論文の刊行をめざしている。
|
次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルスの影響により、本年度に予定していた旅費(レバノンでの現地調査)を使うことができず、次年度使用額が生じた。
|