本研究は、移民と出身地関係の1つとして、家族を通じた・送金を通じた従来の関係だけではなく、直接的に出身地につながることを解明した。物理的に出身地から離れていても、移民が遠隔地参加することで出身地の制度とつながっていること、具体的には投票、各種補助金の利用、社会保険への加入などを通じて示した。 3年間の研究期間全体をとおして、新型コロナウイルス感染拡大および調査地側の入国規制の影響が原因で中国フィールドワークが実施できたのは最終年度だけだった。収集したデータは投稿論文1つと学会発表1回の形で成果をまとめた。
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