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2023 年度 実績報告書

政治的主体化した市民の育成を目指す初等社会科カリキュラム開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K20212
研究機関香川大学

研究代表者

神野 幸隆  香川大学, 教育学部, 准教授 (40911318)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2024-03-31
キーワード政治的主体者 / 社会的論争問題
研究実績の概要

政治的主体化した市民育成の授業構成では選択や判断する場面が重要である。21世紀に登場している新しい考え方では、多様性・ジェンダー・有限(希少)性・国際化・気候変動と脱炭素・資源エネルギー・人口減少社会・AIなど科学技術の進歩・都市の集中と過疎地域の様々な問題・想定外が起こる日常・コミュニティー(共助)であり、重要なのは「私自身の参加」と「統合的な解決アプローチ」であると研究が進むにつれて明らかになってきた。
研究の進捗報告では、3年間もコロナ禍が続いたため、授業実践を学校現場を訪問して実施することが難しかったため、1年間延長せざるをえなかった。期間中に招待を受けたシンポジスト3回、他の発表を2回実施した。論文は1本が中国四国教育学会誌に掲載された。月刊雑誌は4本が掲載された。学生を巻き込んだアクションとしては、持続可能な社会における市民の育成を目指す団体「Team SDGs」を大学内で設立した。全学共通科目においては持続可能な社会をテーマに探究学習を進める科目を2つ担当した。期間中に開発・実践したものとして以下の5本がある。①小5 持続可能な水産業 北太平洋サンマ会議②小4 小豆島の虫追い祭りを有料化して観光客の参加(附属坂出小の先生との共同研究)③小6 バングラデシュでの国際貢献に取り組む水事業者(附属坂出小の先生との共同研究)④小6 歴史 鎌倉時代 ⑤小3 世田谷区の都心の農業、農地の多面的機能である。今後、上記の授業を論文化して各種社会系の学会に投稿をしていく。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「副操縦士・壁打ち相手としての効果的なAI活用」2024

    • 著者名/発表者名
      神野幸隆
    • 雑誌名

      ,『社会科教育』明治図書出版

      巻: 3月号 ページ: pp.4-9.

  • [雑誌論文] 「常識を疑うこと・善意のリツイートの危険性」2024

    • 著者名/発表者名
      神野幸隆
    • 雑誌名

      『社会科教育』明治図書出版

      巻: 1月号 ページ: pp.28-29.

  • [雑誌論文] 持続可能な社会を創る政治的主体者の育成をめざす社会科授業」2023

    • 著者名/発表者名
      神野幸隆
    • 雑誌名

      『教育学ジャーナル』中国四国教育学会,(査読有り)(招待有り)

      巻: 28 ページ: ,pp.93-98,

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「ランドセルが落ちている教室から垣間見えること」2023

    • 著者名/発表者名
      神野幸隆
    • 雑誌名

      学びのチカラe-na(小学校版)教育出版

      巻: vol.5,10月12日号 ページ: p28

  • [雑誌論文] 「初等授業研究の成果と教員養成の課題」2023

    • 著者名/発表者名
      北林,雅洋, 小方朋子, 杉野本勇気, 佐藤明宏, 神野幸隆, 吉澤樹理, 米村耕平
    • 雑誌名

      『香川大学教育実践総合研究』

      巻: 第47号 ページ: pp65-78.

  • [雑誌論文] 「わが県の情報 ここにこの授業あり 香川県の巻」2023

    • 著者名/発表者名
      神野幸隆
    • 雑誌名

      『社会科教育』明治図書出版

      巻: 第306回 ページ: pp.126-127.

  • [学会発表] 「概念探究学習の「ふりかえり場面」における精緻化方略に関する研究‐「抽象化」と「類推」思考を促がす「問いかけ」の効果‐」2024

    • 著者名/発表者名
      神野幸隆
    • 学会等名
      第8回初等教育カリキュラム学会大会(自由研究発表)
  • [学会発表] 「生成系AIが問い直す「学び」・「授業」」2024

    • 著者名/発表者名
      神野幸隆
    • 学会等名
      第8回初等教育カリキュラム学会大会(ポスター発表)
  • [学会発表] 「概念と社会情動的スキル獲得に関する目標と評価に関する研究-附属三原小学校第4学年のふりかえり記述をもとに‐」2024

    • 著者名/発表者名
      神野幸隆
    • 学会等名
      第32回日本生活科・総合的学習教育学会神奈川大会(自由研究発表)
  • [図書] 子どもの心理と教育内容の論理を結びつけた社会科授業2023

    • 著者名/発表者名
      松岡靖,新谷和幸,福田喜彦,神野幸隆,大野木俊文,服部太他社会科の理念と授業を考える会
    • 総ページ数
      322
    • 出版者
      風間書房

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公開日: 2024-12-25  

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