研究課題/領域番号 |
21K20250
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研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
須谷 弥生 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 助教 (00909434)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2025-03-31
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キーワード | 学習評価 / 形成的評価 / 自己評価 / 言語 / 身体知 / 知の一人称研究 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、学習者の身体感覚を言語化することによる学習評価を開発することである。この目的を達成するために、一人称研究の手法を用いた実験の考察を深めるための文献研究を行った。文献研究は、主に以下の三つの軸で進めた。 (1)形成的評価の史的展開について。形成的評価が提唱された背景、ブルームによる形成的評価論の展開(思想と方法)、日本におけるブルーム理論の受容、などを押さえるために、形成的評価に関する文献を講読した。 (2)エビデンス批判について。学習者自身による学習評価を考えていくために、エビデンス批判に関する文献を講読した。「生活経験から離れたところでこそエビデンスが得られるという、近代科学の思想に由来する方法論的前提が、学習の経験への通路を構造的に妨げている」(今井、2015、10)といった指摘からは、(1)で明らかにした、これまでの形成的評価を批判的に捉えるための視座を得ることができる。 (3)身体知、暗黙知について。(2)で検討した内容を踏まえ、一人称研究による学習のメカニズムを明らかにするために、ポラニーの『暗黙知の次元』を講読した。 以上の3つの軸は、学習者による学習者自身の学習評価を考える際に、これまでの形成的評価論における乗り越えるべき課題、課題を乗り越えるための方途を示してくれるものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初予定していたエフォートが保持できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度中に研究全体の成果を論文にまとめ、学会誌に投稿する。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究遂行のためのエフォートが保持できなかったため。 英語論文校正費と論文投稿費に使用する。
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