発達性協調運動症(Developmental Coordination Disorder : DCD)は、協調運動の獲得や遂行の著しい困難を主症状とし、適切な早期支援が求められる。本研究は、DCDを持つ幼児の協調運動能力と運動経験の関連を明らかにすることを目的とした。 神経発達症のない子どもと比較して、DCDを持つこどもは3-4歳の時点での微細運動の経験が少ないことが示唆された。 また、微細運動における手部の軌跡に関する運動学的指標が、DCDを持つ子どもの運動の問題を反映する可能性が示唆された。
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