• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

自閉スペクトラム症における因果関係理解の特徴について

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K20267
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0109:教育学およびその関連分野
研究機関愛媛大学

研究代表者

冨田 享子 (神井享子)  愛媛大学, 教育学部, 講師 (70908920)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
キーワード自閉スペクトラム症 / 因果関係理解 / 推論 / 心の理論
研究成果の概要

自閉スペクトラム症(ASD)児における因果関係理解の特徴について、以下の知見が得られた。(1)物理的因果関係理解、行動的因果関係理解、心理的因果関係理解の各課題成績について、定型発達(TD)群と比べて有意な差がない。(2)課題間の得点について、物理的因果関係課題と行動的因果関係課題の得点に有意な差がみられる。(3)因果関係理解課題の成績と、語彙力、非言語推論能力、心の理論課題成績には関連がみられない。

自由記述の分野

特別支援教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

ASDにおいては、その行動特徴から、心的状態に関する推論や因果関係を理解することの困難さが指摘されている。先行研究では、条件を統制し様々な種類の因果関係理解の特徴について詳細に検討したものはなく、心の理論と因果関係理解の関連についても検討されていなかった。本研究では、ASDにおける因果関係理解の特徴について、年齢、言語力、非言語的推論力を統制した定型発達対照群と比較し、詳細に検討を行った。また、心の理論課題との関連も検討し、先行研究で明らかにされていなかった点を踏まえて新たな知見をもたらした。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi