研究課題/領域番号 |
21K20372
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0203:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
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研究機関 | 中央大学 (2023) 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 (2021-2022) |
研究代表者 |
米山 友景 中央大学, 理工学部, 助教 (90908774)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2024-03-31
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キーワード | X線天文学 / 宇宙物理学 / 中性子星 / 半導体検出器 |
研究成果の概要 |
本研究では、中性子星の磁気圏及び表面磁場の解明を目的とした。そのために、革新的な性能をもつ日本のX線天文衛星「X-Ray Imagin and Spectroscopy Mission (XRISM)」の開発を行った。XRISMは2023年9月7日に打ち上げられ、軌道上での性能検証を経て2024年6月現在順調に観測を進めている。XRISMは既に複数の中性子星を観測し、現在初期成果の出版に向けた解析が進行している。 また、本研究課題ではアーカイブデータを用いた中性子星の研究も行った。単独中性子星ならびに中性子星連星について、従来知られていなかった性質の存在を明らかにした。
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自由記述の分野 |
X線天文学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
XRISMはそれぞれ過去最高のエネルギー分解能と広大な視野を持つ2つのX線望遠鏡を搭載している。これらはX線天文学全体に革新的な成果をもたらし、星の最後の姿である中性子星を含め、宇宙における物質・エネルギー循環の理解を大きく進めることとなる。また、アーカイブデータ解析で得られた成果は、中性子星に対する従来の理解を変えるものであり、中性子星理論にもフィードバックを与えられるものである。
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