この研究は、タンザニアの2つの灌漑地帯でフィールド実験と家計調査を実施し、灌漑水田地帯のパフォーマンスに対する農民の行動の役割を明らかにする。本研究の目的は次の通りである。(1)公共投資資源の管理に協力する個人の一般的な意欲の尺度として、公共財ゲーム内の公共アカウントへの貢献を使用するフィールド実験を設計する。(2)家計調査を実施し、リモートセンシング・GISのデータを使用して作物の生産性・灌漑水利用率など灌漑水田地帯のパフォーマンスの指標を分析する。(3)計算した指標を使用して、灌漑水田地帯のパフォーマンスに対する個人的協力選好の影響を統計的に検証する。
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