研究課題/領域番号 |
21K20625
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加藤 一希 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教 (10903776)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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キーワード | ユビキチン / ウイルス / 自然免疫 |
研究実績の概要 |
まず哺乳類細胞にcGAS, および, E3ユビキチンリガーゼであるTRIM56の共発現をおこない、細胞内でのcGASのモノユビキチン化を試みた。またTRIM56, および, cGASについては単一の組み替えタンパク質として発現し、高純度に精製することに成功した。今後これらのタンパク質を用いて、In vitro において、モノユビキチン化反応をおこない、モノユビキチン化cGASの調製を試みる。モノユビキチン化cGASが得られた際には、X線結晶構造解析やクライオ電子顕微鏡を用いた単粒子解析によって、モノユビキチン化cGASとDNA複合体の構造を決定する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
まず哺乳類細胞にcGAS, および, E3ユビキチンリガーゼであるTRIM56の共発現をおこない、細胞内でのcGASのモノユビキチン化を試みた。しかしさまざまな発現条件の検討にもかかわらず、cGASが効率よくユビキチン化される条件を見出すことはできなかった。
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今後の研究の推進方策 |
一方で、TRIM56, および, cGASについては単一の組み替えタンパク質として発現し、高純度に精製することに成功した。今後これらのタンパク質を用いて、In vitro において、モノユビキチン化反応をおこない、モノユビキチン化cGASの調製を試みる。モノユビキチン化cGASが得られた際には、X線結晶構造解析やクライオ電子顕微鏡を用いた単粒子解析によって、モノユビキチン化cGASとDNA複合体の構造を決定する。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度は、クライオ電子顕微鏡関連の消耗品や外注費が高額になることが予想されたため、差額として計上することにした。
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