研究課題/領域番号 |
21K20699
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0704:神経科学、ブレインサイエンスおよびその関連分野
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
山形 朋子 東邦大学, 医学部, 助教 (90584433)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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キーワード | 睡眠 / 鎮静 / α2作動薬 / デクスメデトミジン / マウス |
研究成果の概要 |
本研究は、アドレナリンα2受容体作動性鎮静薬であるデクスメデトミジンの作用機序を、薬理遺伝学・光遺伝学手法により、神経回路レベルから解明することを目指した。特定の神経細胞群を活動依存的に可視化する遺伝学的手法(TRAP)により、α2作動性鎮静薬であるデクスメデトミジン投与によって活性化される細胞群を見出した。さらに、それらの細胞群の薬理学的・光遺伝学的操作により、鎮静および睡眠覚醒への関与を因果的に検証した。
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自由記述の分野 |
神経生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
α2作動薬のデクスメデトミジンは、術前・術後の鎮静薬として臨床の場でひろく使われているが、どのように鎮静作用が出現するのか、また、なぜこの薬による鎮静が深いノンレム睡眠様の脳波を誘発し、かつレム睡眠を抑制するかは不明なままである。本研究は、鎮静時に活性化される神経回路についてその睡眠・覚醒への役割を検証した。鎮静と睡眠・覚醒の神経基盤について明らかにしたという点で、学術的に意義がある。
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