本研究では、様々な生理活性が期待されるアザ糖の分析法を検討した。アザ糖の立体異性体の区別がLC-MSにより容易に可能となった。未知の代謝物の解析に有効であると期待される。また、これまでは、NMRにより立体異性体が区別されていたが、本研究によりNMRよりも感度が大幅によい分析が可能であり、植物などのアザ糖の探索にも有効と考えられる。 GAL-DNJの代謝と生理活性の向上との関係を明らかにした。桑葉のより有効な利用に繋がり、糖尿病の予防などへとつながることが来される。さらに、代謝物などの解析に繋がる方法が構築できたため、今後安全性・機能性両面で体内動態からの評価を進めることにもつながると期待される。
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