研究課題
研究活動スタート支援
新たに得られた知見として、骨髄腫細胞でのVCP阻害による1)オートファジー抑制作用及び、2)DNA傷害反応の誘導である。また、研究協力者である熊本大学薬学部の協力により、新たにOSSL_325096およびその誘導体合成を行い、20種類以上の新規化合物を得た。その中で、多発性骨髄腫細胞細胞株であるKMS-12PEに対して増殖阻害作用がある化合物が複数認められた。現在各々の化合物についての生理活性については解析中である。
血液腫瘍学
本研究成果により、p97/VCPの骨髄腫細胞内での新たな役割が明らかになるとともに、p97/VCPを標的とした新規薬剤開発への足掛かりとなった。