骨髄性白血病を除く全ての疾患においてステロイドは抗がん剤として使用される。しかしステロイドの抗がん機序については明確ではない。我々はGenome-scale CRISPR activation screenによるdexamethasoneの殺細胞効果の同定を目的としてLymphomaの細胞であるRAJI及びCELの細胞であるEOL-1細胞を使用し実験を行った。結果RAJIにおいてはBCL2L11を含む遺伝子群をEOL-1細胞ではPLAURを含む遺伝子群を増殖因子として認めた。更にDexamethasone治療ではRAJI細胞においてUSP17L19を含む遺伝子群が耐性因子として同定した。
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