内側前頭前野でのみD5受容体が衝動性に重要な役割を果たす可能性を考え、Creタンパク依存的にDNA二重鎖切断酵素Cas9を発現するマウス(Jackson Laboratory, No:024857)の内側前頭前野に、CaMKIIαかGADのプロモーター依存的にCreおよびsgRNAを発現するウイルスを注入して内側前頭前野の錐体細胞もしくは介在神経細胞特異的D5受容体ノックアウトマウスを作成する。なお、CRISPR/Cas9法によるドパミンD5受容体遺伝子ノックアウトが難航した場合には、効果はCas9より劣るが既に確立されているRNA干渉法による遺伝子発現抑制法に切り替える予定である。
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