分岐鎖アミノ酸(branched-chain amino acid:BCAA)の代謝産物である分岐鎖αケト酸(branched-chain α-ketoacid:BCKA)が、ミトコンドリアピルビン酸担体(mitochondrial pyruvate carrier:MPC、ピルビン酸輸送を介してミトコンドリア内外のエネルギー代謝をつなぐハブ分子)の阻害を介して、ピルビン酸の代謝を制御することを明らかにした。 また、BCKAによるMPC阻害が、肝細胞において特に強いことを明らかにした。このことは、肝細胞がBCKA量を感知することで、BCAA代謝のセンサーとなっていることを示唆する。
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