ALSモデルマウスであるSOD1 Tgマウスと、組織マクロファージと循環マクロファージを弁別可能なCX3CR1-EGFP/CCR2-RFPマウスとを交配し、CX3CR1GFP/CCR2RFP/SOD1 Tgマウスを作出した。本マウスにリポ多糖あるいはpoly(I:C)を腹腔内へ反復投与することで慢性全身炎症を惹起し、生存解析・運動機能解析・組織学的解析を行った。生存期間、運動機能解析は、poly(I:C)投与群で、有意な生存期間短縮と運動機能低下を認めた。一方LPS投与群では、有意差を認めなかった。また、20週齢マウスの腰髄で、poly(I:C)投与群で有意な運動ニューロンの減少をみとめた。
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