AIを用いた自動病変検出支援ソフトウェアを用いた大腸内視鏡検査では術者の平均ADRは31.3%、PDRは68.3%、SDRは12.5%であった。AI自動診断システムにて内視鏡画像から多種類の特微量を自動抽出し、病理診断をリアルタイムで行った結果、腫瘍存在確率の出力結果は平均91.6%であった。Interval cancerのうちT1癌はTis癌と比較しNPGtypeがPG typeより有意に多かった。右側結腸のSSA/Pから急速発育した症例も散見された。本研究から、AIにて内視鏡的切除をすべき真の前駆病変の同定が可能であれば、急速発育癌の新たな知見と治療の波及効果が得られると予想された。
|