研究成果の概要 |
In vitroの検討にてT-bet陽性B細胞はnaive B 細胞を由来としBCR+sCD40L+IL21+CpG+IFN-γ刺激により高率に誘導され高度のIL-6産生を伴った。その分化過程では, 解糖系優位の代謝偏向を呈した。対照的に, 形質芽細胞への分化はOXPHOS優位の代謝偏向を呈した。同細胞の増殖能およびIL-6産生は解糖系阻害薬により抑制された。一方, OXPHOS阻害薬では限局的であった。 SLE患者検体ではT-bet陽性B細胞(%)が活動性腎炎、治療抵抗性と関連し血清IL-6濃度と正相関した。また同細胞では解糖系酵素GLUT1/3, HK2, GAPDH発現が亢進していた。
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