過敏性肺炎 (Hypersensitive Pneumonitis: HP) は抗原の反復吸入および感作によって生じるびまん性肺疾患である。HPのサブセットである線維性HPは持続的に抗原暴露されたHP患者の一部に発症する。本研究はHPにおけるリスク遺伝子の同定、ならびにそれらの遺伝子がどのように臨床の病型に関わるかを解明することを目的とした。非ヒスパニック白人HP患者で確認したところ、TERC、DSP、MUC5B、IVDが線維化と関連していた。次に日本人HP患者についてゲノムワイド関連解析(GWAS)を行い、健常者データと比較を行った。現在本邦HPにおける疾患感受性遺伝子について検討している。
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