マウスに111In-Ex4プローブを尾静注し頭部を含めSPECT/CTを撮像した。視床下部・下垂体相当領域に限定的な有意集積像を認め、膵臓と同時に描出可能できた。他の頭蓋内領域には有意集積を確認できなかった。また、この有意集積はEx(9-39)前投与にて消失した。次に、プローブ投与後に下垂体、視床下部、大脳、膵臓を摘出しγカウンターでRI集積値を測定した。下垂体に安定した集積を認めたが、視床下部・大脳では認めなかった。また、下垂体でのGLP1R mRNA発現量とRI集積値は有意な相関を示した。111In-Ex4 SPECT画像上観察可能な集積の責任領域は下垂体であることが明らかになった。
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