心筋炎の病態には心筋の酸化ストレスやミトコンドリア機能異常が深く関わっており、それらを生体イメージングで可視化できれば、非侵襲的な診断が可能となる。本研究では薬剤性心筋炎モデルマウスにおける生体内レドックス状態を、分子イメージングプローブを用いて磁気共鳴代謝イメージング装置(in vivo DNP-MRI)で評価した。マウスの全身状態が悪化する以前の早い段階から有意差が見られたことから、in vivo DNP-MRIは心筋炎の早期診断に有用であることが示唆された。さらにin vitroの評価によって、心筋でのCmPの代謝は主にミトコンドリア機能を反映していることが示唆された。
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