化学療法が腸内細菌叢に及ぼす影響を詳細に解明することで従来の治療にProbioticsを併用することの有用性を探索する臨床研究実施の基盤的データを収集することを目的とする。 膵癌に対して化学療法が予定されている患者10例を登録した。男性は8例、女性は2例であった。年齢の平均は70.8歳、切除可能性分類はR膵癌2例、BR膵癌1例、UR膵癌7例であった。化学療法のレジメンはGnP5例、mFOLFIRINOX5例であった。化学療法の効果判定ではPR:4例、SD:6例であった。ヒト便検体は使用時まで-80℃で保管を行った。便検体および末梢血を現在解析中である。解析結果が揃い次第、論文化を行う。
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