緑内障治療においては①早期発見②治療通院継続③より低侵襲かつ効果的な手術治療の開発 という3つが肝要と本研究者は考えるが、この研究で試みていたものは特に②に資するものであった。つまり、疾患理解促進により②が達成され、そして手術へ至った際にも、患者および家族へなぜ手術加療が必要なのかを、より理解しやすく説明できれば、「手術は必要だが踏み切れずに徒然に時間が経過する」という事態も回避しやすくなるからである。現在、この目標はそのままに、緑内障通院継続に資するアプリケーションを開発している最中であり、この点では当初の研究の背景・目的からは逸脱せずに研究継続することができていると考える。
|