研究実績の概要 |
成人脊柱変形の疾患特異尺度を作成するために、令和3年度は、参考とする既存の尺度のレヴューを行った。項目反応理論を応用したPatient-Reported Outcomes Measurement Information Systemを始めとし、Short-form 36, Oswestry disability index, Lumbar stiffness disability index, Western Ontario and McMaster Universities Osteoarthritis Index, Bath Ankylosing Spondylitis Functional Index, Health Assessment Questionnaire, Pain disability assessment scale, Japanese Orthopaedic Association Back Pain Evaluation Questionnaire, Roland-Morris Questionnaire, ロコモ25 などを収集した。さらに成人脊柱変形に造詣の深い外科医で、成人脊柱変形の構成概念について議論を重ねた。 そのうえで、成人脊柱変形に関与する質問項目を選定した。最終的に簡便性と構成概念妥当性を両立できるような質問を35項目を選定した。さらに、数名の患者にインタビューを行い、生活に不可欠な動作について考察を行った。それを元に5択の選択枝を作成した。
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