研究成果の概要 |
ファーミキューテスDNAを持つ末梢EVの量が少ないほど、腫瘍組織内の浸潤T細胞数が多く(CD3:p=0.015, CD4:p=0.039, CD8:p=0.008) 、その表面で活性化マーカーが多く(CD4とCD8 T細胞の両方でICOS:p=0.001、4-BB:CD4 T細胞:p=0.016)発現することが有意に関連した。Firmicutesの存在量が多い患者はすべて病勢が進行し(p=0.026)、免疫療法の予後が著しく劣っていた(p=0.035)。 血液中のEVが運ぶファーミキューテス門の豊富さは局所的な免疫状態を反映し、尿路上皮癌の免疫療法の効果や予後を予測することができた。
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