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2021 年度 実施状況報告書

母体免疫による新生児免疫機構構築と免疫担当細胞の単一細胞解析

研究課題

研究課題/領域番号 21K20976
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

伊豫 巧朗  和歌山県立医科大学, 医学部, 学内助教 (70895820)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
キーワード母体免疫
研究実績の概要

母体から新生児マウスへの免疫を調べるために母マウスに投与するための肺炎球菌抗原(PspA)を作成するために肺炎球菌抗原を組み込んだベクターを大腸菌にトランスフォームし、遺伝子組換え大腸菌を作成したうえで大腸菌を大量培養し、PspAの抽出を行う。母体免疫として使用するrPspAの抽出を行うにあたり、現在学内において上記内容の遺伝子組み換え実験の申請書を提出中である。同時に、母体免疫を行うに当たっても遺伝子組み換え実験の申請中である。
実績としては現時点では遺伝子組換え生物を用いない範囲で大腸菌の大量培養、Niクロマトグラフィーによるタンパク抽出および抽出したタンパクの濃縮・透析、抽出したタンパクの発現確認のためのSDS-PAGEといった基本的な手技の予備実験を行っており、本実験と同等の手技を獲得している。
PspAの作成については次年度中に完遂できる見込みが十分あり、続いて研究の主たるテーマである母乳を介した仔マウスへの免疫移行の評価のために免疫細胞、とりわけリンパ球の可視化が必要であるため、全身の体細胞に蛍光する特性を持つGFP陽性マウスの使用申請を行っている。更に単一細胞解析のための細胞単離の手技、ソフトウェアを用いた遺伝子発現定量解析のための基本的な手技については現在取得中であり、経鼻投与のための肺炎球菌抗原の作成、マウスの使用申請を取得後、迅速に実験に移行できるよう準備を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

遺伝子組み換え実験申請途中であり、遅れている。

今後の研究の推進方策

遺伝子組換え実験申請が下り次第、本年度中にPspAの作成を完了させ、母体免疫についても開始予定である。

次年度使用額が生じた理由

予備実験の段階で手技獲得が思うように進展せず、時間を要し本年度中のPspA作成に至らなかったため、次年度使用額が生じた。

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公開日: 2022-12-28  

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