• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

患者由来異種移植モデルを用いた脳海綿状血管奇形の病態解明と個別化治療法開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K20985
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

本郷 博貴  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80908682)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
キーワード脳海綿状血管奇形 / 遺伝子変異 / 動物モデル
研究成果の概要

眼窩内海綿状血管奇形の遺伝子変異解析を行い、GJA4遺伝子の体細胞点変異 GJA4 c.121G>T (p.Gly41Cys)が高頻度(25/26例[96.2%])に認められることを新規に同定した。アフリカツメガエル卵母細胞やヒト臍帯静脈内皮細胞を用いた機能解析を行い、同変異がGJA4ヘミチャネルの活性を亢進させる機能獲得型変異で、これにより血管内皮細胞機能障害を引き起こすことを明らかにした。これらの結果を論文として発表した。さらにモデル動物実験として同Gja4変異ノックインマウス作製を進め、今後個体化・繁殖しより詳細な病態解明を行うための基盤を整えた。

自由記述の分野

脳血管疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

海綿状血管奇形において新規の関連遺伝子変異を同定したことから学術的意義が大きいと考えられる。遺伝子変異の機能の一部まで明らかにしたことは、より発展的な研究にもつながる成果である。海綿状血管奇形には既存の治療方法では難治になる場合もあり新規治療法が求められていることから、本研究成果の社会的意義は大きいと考えられる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi