眼窩内海綿状血管奇形の遺伝子変異解析を行い、GJA4遺伝子の体細胞点変異 GJA4 c.121G>T (p.Gly41Cys)が高頻度(25/26例[96.2%])に認められることを新規に同定した。アフリカツメガエル卵母細胞やヒト臍帯静脈内皮細胞を用いた機能解析を行い、同変異がGJA4ヘミチャネルの活性を亢進させる機能獲得型変異で、これにより血管内皮細胞機能障害を引き起こすことを明らかにした。これらの結果を論文として発表した。さらにモデル動物実験として同Gja4変異ノックインマウス作製を進め、今後個体化・繁殖しより詳細な病態解明を行うための基盤を整えた。
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