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2022 年度 研究成果報告書

プラズマ活性乳酸リンゲル液を用いた口腔癌に対する新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K21008
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

佐藤 康太郎  名古屋大学, 医学系研究科, 助教 (00908808)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
キーワード口腔癌 / フェロトーシス / コラーゲン / プラズマ
研究成果の概要

プラズマ活性乳酸リンゲル液(PAL)を投与することで口腔癌細胞では正常細胞と比較して低濃度で殺細胞効果を示し,癌細胞特異的に効果を発揮し,細胞死として主に鉄依存性細胞死であるフェロトーシスが起こっていることを明らかにした.また,遊走および浸潤能の減弱がみられ,上皮間葉転換と関わりがあるLysyl oxidase (LOX)の有意な発現低下がみられた.口腔癌モデルマウスではPALを投与することで舌上皮におけるLOXの発現低下がみられ,さらには発癌および頸部リンパ節転移が抑制され,副作用がなく,生存率は有意に延長した.

自由記述の分野

口腔癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

プラズマ活性乳酸リンゲル液は口腔癌細胞に対してフェロトーシスを引き起こし,さらにコラーゲンおよびコラーゲンクロスリンクの形成を抑制することで転移を抑制させる可能性が示唆された.PALが口腔癌に対して副作用が少なく,効果的な治療方法であることが客観的に示され,今後の臨床研究への橋渡しとして重要な結果が得られたと考える.

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公開日: 2024-01-30  

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