レーザー照射されたPDL-MSCは、6 J/cm2、8 J/cm2での照射によって、細胞が傷害されずに増殖活性が有意に促進された。6 J/cm2での照射3日後に、ALP活性は非照射群と比べて有意に上昇していた。骨芽細胞分化誘導培地にて培養したPDL-MSCに対し、週に1度6 J/cm2、8 J/cm2で照射すると、3週間後の石灰化面積が有意に増加していた。また、レーザー照射によりPDL-MSCの骨芽細胞分化マーカー遺伝子発現が上昇しており、照射6時間後のRNA-seqによる網羅解析で、3J/cm2で45個、6 J/cm2で111個、8 J/cm2で155個の発現変動遺伝子が明らかになった。
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