研究課題
研究活動スタート支援
オープンデータべースを用いたGPRC5B発現量と各担がん患者の5年生存率の比較から、多くのがん種においてGPRC5Bが予後因子として作用する可能性が示唆された。頭頸部扁平上皮癌細胞株を用いた分子生物学的検討により、GPRC5Bは頭頸部扁平上皮癌細胞株において、糖飢餓によって誘導されるアポトーシス回避への関与が考えられた。
口腔癌、頭頸部癌
診断時にGPRC5Bの発現レベルを検討することで、ケトン食療法の治療前効果判定のマーカーとして応用できる可能性がある。GPRC5Bは受容体であるため、結合するリガンドを同定することで将来的に分子標的治療薬(抗体薬)としての応用も十分可能であると考える。