本研究では、産後1年間に母親が求める支援の経時的変化を明らかにし、産後ケアニーズを測定する尺度開発に向け、1歳未満の児を養育している母親を対象に調査を実施した。産後4か月以内および5か月以降の母親618人より回答を得た。産後4か月以内と比較し、産後5か月以降の母親は、児の成長・発達に合わせた離乳食や適切な遊び、育児技術の再習得、社会復帰に伴う仕事と家事・育児の両立などの項目で困っていた。さらに、産後5か月以降は、看護職からのサポートに代わり、保育職や自助グループからサポートを得ており満足へ繋がっていることが明らかになった。
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