高齢化の進展等の影響により手術件数は全国的に増加の一途をたどっていることが予想され、さらに令和6年度から医師の時間外労働規制が始まったことから、これまで行ってきた医療の質や安全性を損なうことなく業務の効率化を進めることは喫緊の課題である。本研究では手術室に従事する麻酔科医と看護師の労務負担軽減や業務の効率化を実現するための方策について検証を行っており、社会的な意義が大きい研究である。また国内における周麻酔期看護師に関する研究は少なく、1名の麻酔科医が2名の周麻酔期看護師を監督する体制を検証した研究はこれまで存在しないことから、学術的な意義も大きい研究である。
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