交替制勤務に従事する看護師は、24時間体制で患者のケアの提供する必要がある。そのため、生体リズムが乱れやすく、日々の睡眠の質に大きな影響を与えると考えられる。生体リズムの乱れによる睡眠の質の低下は、2型糖尿病や乳がんの発症につながる可能性がある。しかし、看護師の健康保持に向けた睡眠の質を確保する生活方法は確立されていない。そこで本研究は、交替制勤務看護師の生体リズムを調整する生活行動に関する介入モデルを構築し、その睡眠の質への効果を検証することを目的に実施した。 その結果、本モデルは、日勤、夜勤、休日の勤務日において、夜勤の終了日(夜勤明け日)の睡眠の質向上に寄与する可能性が示唆された。
|