関節リウマチは自己免疫による関節破壊が起こる。主な原因は破骨細胞や免疫細胞の制御異常により惹起すると考えられている。我々は独自の研究から、破骨細胞や免疫細胞に発現する新規遺伝子Rab44を見出した。しかし、Rab44の生体内での機能は未だ明らかになっていない。本研究の目的は、関節リウマチにおけるRab44の役割を解明することである。そのためにRab44のノックアウトマウスを用いて、関節リウマチのモデル実験を行い、本マウスでの病態を解析した。本研究によって免疫細胞や破骨細胞での細胞内小胞輸送の新たな一面を解明し、予防・診断・治療への応用に繋げる。
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