研究成果の概要 |
遺伝子組換えβ-グルクロニダーゼを用いることで、5種類の薬毒物(11-nor-9-carboxy-tetrahydrocannabinol (THC-COOH), oxazepam, lorazepam, temazepam, amitriptyline)のグルクロン酸抱合体を室温3分の短時間で加水分解することができた。加えて、尿中夾雑成分除去カラム(ISOLUTE HYDRO DME+,Biotage)上で加水分解することができるため、前処理過程も短縮することができた。この前処理法を用いたLC-MS/MS分析法は、バリデーションでの妥当性も良好であり、法医解剖試料にも適用することができた。
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