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2023 年度 研究成果報告書

対話測定の尺度The Scenario Test日本語版の開発に向けた実証的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21K21154
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関川崎医療福祉大学

研究代表者

小谷 優平  川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (30909429)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2024-03-31
キーワード失語症者 / コミュニケーション能力 / 神経心理学 / 計量心理学
研究成果の概要

本研究の3年間に主な目的であるThe Scenario Test日本語版(ST-JP)の作成、その臨床実装に向けた実証を完了した。その成果を英論文にまとめ、受理され、本研究成果の社会還元も実現した。
The Scenario Testは、失語症者の対話的なコミュニケーション能力を測定できる世界的に唯一の評価尺度であり、その臨床活用が日本においても可能となった点は、本研究の業績に帰属すると考えている。さらに、研究行程や手続き、ST-JPの日本での意義について論文に公開したため、研究の透明性が担保され、本研究の確からしさが頑健となった。
以上より、本研究は当初の目的を完全に達成した。

自由記述の分野

神経心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

The Scenario Test (ST) は、失語症者の対話的なコミュニケーションを測定できる唯一の神経心理学的尺度で、失語症への介入研究および臨床では訓練効果の検証の国際的に奨励されるものであることが知られている(Wallace,S.J.,2019)。しかし、STは欧州圏にしか存在せず、日本では勿論のことアジア圏に存在しなかった。
本研究でST日本語版を臨床活用するための基盤が整った。対話的コミュニケーション能力を高い精度で測定できれば、エビデンスの構築が急がれる失語症訓練の日本およびアジア圏の発展を推進できる点は大きな意義を持つ。
以上のことから、本研究の学術的・社会的意義は大きい。

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公開日: 2025-01-30  

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