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2021 年度 実施状況報告書

我が国における組織の健康風土・健康文化に対する評価尺度の作成

研究課題

研究課題/領域番号 21K21155
研究機関産業医科大学

研究代表者

小田上 公法  産業医科大学, 産業生態科学研究所, 有期助教 (40909644)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
キーワード健康風土 / 健康文化 / 健康経営 / 無形資源 / 組織的支援 / 評価尺度
研究実績の概要

本研究は、職場の健康風土・文化の評価指標として「知覚された組織的支援検査(Survey of Perceived Organizational Support : 以下SPOS )」の日本語版を作成し、信頼性と妥当性の検証を行い、他の健康指標との関連性を確認することを目的とした研究である。
2021年度は、原著者の承諾を得て日本語版SPOSを作成した。また、日本語版SPOSの信頼性・妥当性の検証を目的として、日本国内の被雇用者6,799人に対してWeb調査を実施し、検証に必要なデータを収集した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2021年度は、ISPOR(international Society for Pharmacoeconomics and Outcomes Research)タスクフォースガイドラインに従って日本語版SPOSを作成した。また、労働量調査(総務省)のデータを元に層別化した日本国内の被雇用者6,799人に対して、日本語版SPOSとこれに関連する健康指標についてWeb調査を実施し、信頼性・妥当性の検証に必要なデータを収集している。

今後の研究の推進方策

Web調査によるデータは支障なく収集出来ており、2022年度はこのデータを元に、日本語版SPOSの信頼性・妥当性の検証を行う。また、企業および健康保険組合に所属する従業員/被保険者約10万人を対象者として日本語版SPOSによる調査を実施し、がん検診受診率、生活習慣(喫煙率、運動習慣等)、疾病休業者数・日数とん健康指標との関連を確認する。

次年度使用額が生じた理由

2021年度は、Web調査の質問項目の吟味や、日本語版SPOSの信頼性・妥当性の検証に注力し、学会誌への投稿を見送ったため。2022年度は、予定通り学会での成果発表に加えて、学会誌への投稿を行うことになっている。

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公開日: 2022-12-28  

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