分析の結果、8つのコアカテゴリーから構成される「病態判断につなげるための概念化思考と分析的思考」と7つのコアカテゴリーの「看護実践能力を養うための能力開発」が抽出された。「病態判断につなげるための概念化思考と分析的思考」では、身体の正常と異常の区別化を行うための基準設定を意識的に行い、複雑な看護現象を明らかにするための徹底的検証法を用いた能力が示された。 また「看護実践能力を養うための能力開発」では、療養者の生活の質向上につながる洞察力を身につけ、主体的に倫理観に基づく判断を意図して示し、その人を包括的・全体的に捉え、療養者や家族の根底にあるニーズを把握する力を身に着けることが示されていた。
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